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tick-tack 〜私の妊娠と出産〜

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私は二児の母です。
25歳と26歳の時に出産をしました。

離婚の話はまた今度するかもしれません。
今日は、子供達をお腹に宿していた頃の話。

今年で子供達も、5歳と4歳。
癒し系タレ眉毛フェイスの見た目そのまんまの優しい男子と、
大きくてキリッとしたお目々に底知れぬ負けん気を持つ勇敢な女子という、
年子兄妹です。

初めての妊娠

結婚はした後だったけれどタイミングは思いもがけず、大好きなテキーラを毎週末友達と飲んでいたある火曜日、金→土にかけて飲んでいた二日酔いがまだ消えず、仲良しのLINEに「なんか二日酔い長引いてるわー」と送ったところ、ひとりが「それ妊娠ってことはない?」と言ってくれて、検査薬を買って帰宅。吐き気で歩くのも大変で、ほんの5分の道のりをタクシーに乗って帰りました。

結構驚いたんです。でも嬉しかった。
ちょうどその頃はずっと、「誰でもいい私」じゃなくて「私じゃなきゃいけない何か」を探してたから、早くお母さんになりたかった。

お兄ちゃんの時はファミチキが大好きな妊婦で、下の子の時はいちごとさつま揚げが大好きな妊婦でした。

tick-tack スタート

新しいアルバムにも収録している「midnight lullaby」の象徴的な言葉ですが、妊娠にはじまる子育てのすべては本当にtick-tack。止まらないの。笑

「あーなんか最近疲れてるからちょっと妊娠5か月でちょっと休憩」とか
「あー無理これ以上無理耐えられないからこの陣痛ちょっとストップ!」とか
全然言えない。笑

ちょうど仕事も繁忙期に差し掛かる頃だったので申し訳ないとは思いつつ、同じ女性の先輩だし子供もいる人ならわかってくれるはず、とすぐに報告をした所、嫌な顔をされたと感じたり(私は気づきやすいので気にしすぎただけというのもある)、「次自分が妊娠する番じゃない(先に結婚した年上の先輩がいるからその人が産休を取るのは先)とか考えなかったの?!」と言われたりしました。

まぁそれでも世の中は優しいひともたくさんいて、お祝いをくれたり、相談に乗ってくれたり、私が席に着こうとすると腰が痛くないようにクッションを渡してくれる同僚がいたり、小田急線も地元の方(西の方)に向かうほどおばあちゃん達が声をかけてくれたり。

ひとり目の妊娠は、周りの人と言っても周りに出産した友達がまだ全然いなかったので、習っていたフラの先生とかに、「ひとり目の妊娠中が、健康なら最後の自由だからね」と聞かされていて、電車で3駅のフラ教室まで1時間かけて歩いて行き、70分レッスンをして、1時間かけて歩いて戻ったり、2駅先の区民プールまで歩いていき、マタニティ水着を着て思いっきり泳いで歩いて帰ったりして、筋肉質な妊婦でした。笑

ひとり目がお腹にいた頃は順調で、陣痛が始まってからようやく、痛くても痛くても休憩もできず、先に進むしかないことを知りました。
進むしかなくて進んだ先、私達は母子ともに無事だったので本当に奇跡だし、感謝です。

またすぐ妊娠

下の子の妊娠発覚もまた「あー頭クラクラするなー、授乳の度に貧血で倒れそうになるわ〜、だるいなー」と言って息子をベビーカーに乗せて病院に行き、検査を受け、てっきり若年性更年期障害かな、と思っていたら妊娠でした。まだ息子は生後半年。0歳6ヶ月の赤ちゃんを母乳で育てながら、保育園にちょうど少し預け始めたところで、友人の会社の手伝いをして働き出した矢先の妊娠発覚でした。

そんな感じで無理を重ねていて、切迫流産になり、いろんなことが積み重なってその後、夫婦関係はみるみる悪化、ストレスで切迫早産にもなり、毎日息子を抱きしめながら泣いて、仕事は家のベッドでしながら過ごしてたっけなぁ。

私の体はもう限界で絶対安静と言われていたのに、お腹の中の娘はいたって健康で順調。陣痛が始まってたった1時間で、ポン!と出てきました。本当にッポン!って感じ。

tick-tackの中で選びとる、を続けていく

娘の生まれ方に励まされて、私は別居を決意。1歳2か月のよちよち歩きのお兄ちゃんと、生後数週間の娘を連れて、家を出て行きました。

子供の今は私の今よりうんと貴重だと思っていた(いる)し、子供の今のほとんどが私と一体だったから、あんな私と一緒には居させられなかった。チャンスは無限にあって、そこにしか可能性がないなんてことは絶対にあり得ないから、あのまま家族を続けていくのは、子供たちと私が幸せになるためには、もうあり得なかった。

ご年配の女性を中心に、諦めが早いと言う人もいたけれど、決断までの努力は、自分の出来る範囲を優に超えるくらいにはずっとしてきていたから、迷いはなく、あれから3年以上経った今の今までただの1秒も後悔などをしたこともなく。笑

ちょっと逸れたか。
子供をお腹に宿したらもうそこから先は、自分だけのペースで人生は動かない。でも、いつの時も幸せを選び取っていけるし、想像したこともないような痛みや苦しみも、大きな決断も、満ちて溢れ出るほどの幸せも私は経験してきているなぁと思っていて、ようやく忙しい日々が少し落ち着いたこの5月に、曲以外でも言葉で残しておこうと思ったのでした。

たぶん、もう少し向き合って手放していかないといけない痛みが、まだ私の中に残っていて、これを解放出来たら、そろそろ再婚する気にもなれるかなーと。(遠い目

こんな回顧録をここまでご覧くださりありがとうございます。
時々しみじみ書きます。

*GW入るのとほぼ同時に、繁忙期をやりきったDynabookちゃんがついに世代交代となりまして、昨日からNEW Dynabookちゃんなのですが、軽いし頭良いし最高です。使うの楽しい♡